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GREENa LAB

「自然エネルギー」をめぐる、ヒト・モノ・コトの実験室

LUSH FRESH HANDMADE COSMETICS

2017.4.7 公開

自然エネルギー×化粧品メーカー
持続可能な未来を選択する、LUSH(ラッシュ)

LUSHは自然派化粧品・バスアイテムのメーカーでありながら、自然エネルギーへのパワーシフトの重要性についても社会へ発信していらっしゃいます。そこにはどのような理由があるのでしょうか?
小山
私たちLUSHは創立当時から「動物、自然環境が、ハッピーで持続可能に共存できる社会」を目指して企業活動を行っていて、つねに商品や企業活動が自然環境とどう関わるかに細心の注意を払ってきました。たとえば、動物実験フリー。それから、100%ベジタリアン対応の商品。パッケージ削減への挑戦。100%パームオイルフリーの石けんなどです。
中多
商品の原材料として使われるフルーツや野菜を食べながら商品を手作りできるという体験型工場見学「ラッシュキッチンツアー」は大変人気なのですが、その本社工場の電力は、2012年から自然エネルギー由来の電力を使用しています。エシカル(倫理的)企業として、LUSHの商品が消費者に選ばれる際に、価格と品質以外にオーガニックであることやサスティナブルであるといったエシカルな条件が加わるように、私たちが選ぶ電力もそうあるべきだと考えました。
小山
グリーンポリシーの取組みの一環である「自然エネルギーキャンペーン」は、2016年4月の電力小売り全面自由化を目前に控えた3月28日より、日本全国のLUSH店舗およびオンラインサイトにて実施しました。
「あなたが選ぶ原材料は? 再生可能エネルギーという選択」というメッセージを店頭に掲げ、お客様とのコミュニケーションの中で、再生可能エネルギーを選ぶことで、私たち消費者が持続可能な未来をつくっていくことができるということを伝えていきました。
2014年に東京ミッドタウン芝生広場で行った「LUSH LIFE PARK」でも、消費者の方々と自然エネルギーの情報を共有していらっしゃいましたね。
小山
運営自体100%自然エネルギーで開催した野外イベントで、多くのみなさまからの反響をいただきました。人気でしたのが、太陽光発電によるエアロバイクでの自家発電です。みなさん汗だくになって「これだけの電気を作るのに、こんなに大変な思いをするのか!」と身を持って体験されていました。
そのように自然エネルギーの活用についての必要性を発信することで、どのようなことがありましたか?
小山
たとえば、2007年にスタートした「チャリティポット」。保湿効果の高いアーモンドオイルにマリーゴールドを配合したボディクリームを「チャリティポット」と名付け、そのアイテムを購入することによって、売上金額(消費税を除く)を自然エネルギーの推進活動をしている団体「FoE Japan」に寄付するというものです。2016年の1年間の総寄付金額はグローバルで8.7億円にのぼりました。多くの人々による賛同が寄せられました。
LUSHでも2016年、2店舗の電力をグリーナの電力に切り替えていただきましたが、持続可能な未来のために、大切なことはなんだと思いますか?
中多
どのような発電方法によって電力が作られているのか、当事者意識を持って知ろうとする「意識のスイッチ」かもしれません。ネクストエナジーさんがおっしゃるには、電力自由化に対する無関心層は6、7割もいるそうですね。LUSH社内では「なぜ100%自然エネルギーにスイッチしたのか」について、徹底的に勉強会を行いました。2店舗をネクストエナジーさんの電力に変えてから、社員の意識に大きな変革がありました。省エネルギーとCO2排出削減の価値に対するプレミアムを支払うことで「グリーン電力証書」が発行されますが、 このプレミアムは日本の未来への投資だと考えています。
LUSHで働く従業員1700名の一人ひとりのみなさんが「有限な資源である化石燃料を消費しない」「エネルギーの安定供給に貢献する」「省エネルギー」「CO2排出削減」といったグリーン電力の持つ環境に対する本物の価値について、深く理解されていますね。
中多
ありがとうございます。その価値をお客様と共有し、再生可能エネルギー普及に貢献していくことが私たちのミッションです。
LUSH インタビュー
●株式会社ラッシュジャパン
イギリス本社を置く化粧品、バス用品メーカーの多国籍企業。
自然素材を多用した製品を取り扱い、現在49ヶ国に930店舗を持つ。
ラッシュジャパンは1998年10月に設立。環境・社会問題に関する各種活動団体への協力を行なう企業であり、年間1億円の売上金をこれに充てる。現在日本国内に145店を構える。
・中多裕幸氏 アースケア マネージャー
・小山大作氏 エクスターナル・リレーションズ PRマネージャー